曲突徙薪(きょくとつししん)第10号
8冠制覇と棋士のプライド
10月11日、最後に残った王座を制して、ついに藤井8冠が誕生しました。一人がすべてのタイトルを独占するのは1996年の羽生7冠以来、実に27年ぶりの快挙です。
足元の報道で気になるのが、ライバルであるはずの棋士のコメントがどれも「藤井礼賛」一色に見えるところです。羽生7冠の当時は「すべての棋士にとっての屈辱」という森下九段のコメントが話題になりました。これがすべての棋士の思いだったのか、当時無敵に見えた羽生7冠も棋聖戦で敗れて、わずか167日でその座を追われています。今回もまた、プロのプライドに賭けてリベンジに燃える棋士があらわれることを、ファンとして大いに期待しています。
次回「曲突徙薪」は、11月15日(水)の更新予定です。
曲突徙薪(きょくとつししん) 第10号 発行日:2023年10月15日 発行者:尾藤 剛 (リボーン合同会社 代表社員) 曲突徙薪は、発行日時点での発行者の見解を示すものであり、その内容の完全性、信頼性を保証するものではありません。また、株式、債券をはじめとする特定の金融商品の売買・保有等の投資行動を推奨するものではありません。内容に関するご意見、ご質問等がありましたら、こちらからお願いします。 |
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