曲突徙薪(きょくとつししん)第6号
あとがき 〜ガリガリ君とインフレの行方〜
お店のデザートとして、ひさしぶりにアイスキャンディーをいただいたところ、それが何十年ぶりかの「あたり」でした。何歳になっても、当たりはうれしいものですね。
当たりつきのアイスキャンディーとして有名なのは、何と言っても赤城乳業の「ガリガリ君」でしょう。ガリガリ君の存在感は圧倒的で、日経XTRENDによると年間販売本数はなんと4億本を超えています(2020年)。
大ヒット商品となったガリガリ君の魅力の一つが、子どものお小遣いでも手の届く価格でしょう。1981年の発売当初は50円でしたが、今でも76円(本体価格70円)でお店に並んでいます。最後の値上げは2016年で、これは25年ぶりのことでした。足元の物価高にあってガリガリ君は価格を据え置いていますが、生産者側の我慢にも限度があることでしょう。ガリガリ君が次の値上げに踏み切る時こそ、緩和的な金融政策が見直されるタイミングなのかも知れません。
次回「曲突徙薪」は、7月15日(土)の更新予定です。
(Photo by Emmanuel Appiah at Unsplash)
曲突徙薪(きょくとつししん) 第6号
発行日:2023年6月15日
発行者:尾藤 剛 (リボーン合同会社 代表社員)
曲突徙薪は、発行日時点での発行者の見解を示すものであり、その内容の完全性、信頼性を保証するものではありません。また、株式、債券をはじめとする特定の金融商品の売買・保有等の投資行動を推奨するものではありません。内容に関するご意見、ご質問等がありましたら、こちらからお願いします。
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