曲突徙薪(きょくとつししん)第3号

あとがき 〜相棒との対面〜

 私事ですが、昨年末に右の鎖骨を折って以来、およそ3か月にわたって私の鎖骨をつなぎとめ、文字通り右腕として支えてくれていた相棒がこちらです。このほど役目を終えて手術によって取り外され、初めてのご対面です。

 チタン製のこの相棒、手元の明細によると8,661点、なんとお値段86,610円です。金属チタンはもともと供給元が限られる上に、ウクライナ戦争の影響でさらに価格が高騰しています。それにしても、わずか8cmほどの金具と3本のネジに、最新のiPad Airとほとんど変わらない値段をつける、医療業界の価格感も相当気になります。

 いずれにしてもみなさま、階段を降りるときにはくれぐれもご用心ください。歳を重ねると、骨って思ったよりも簡単に折れます。

 次回「曲突徙薪」は、4月15日(土)の更新予定です。

(Photo by Emmanuel Appiah at Unsplash

曲突徙薪(きょくとつししん) 第3号
発行日:2023年3月15日
発行者:尾藤 剛 (リボーン合同会社 代表社員)

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